熊本県産品の輸出動向について
はじめに
海外市場の開拓は、県内事業者にとって販路拡大や県産品の価値向上を図るうえで、重要な選択肢の一つとなっています。海外展開の可能性を検討するにあたっては、熊本県産品が海外でどの程度取引され、どの分野が伸びているのか、その動向を把握することが重要です。
本記事では、熊本県が公表した「令和6年度(2024年度)熊本県産農林畜水産物等の輸出実績」をもとに、県産品の輸出動向についてご紹介します。
2024年度輸出実績は過去最高の151億円で、2027年度目標を3年早く達成
熊本県が発表した「令和6年度(2024年度)熊本県産農林畜水産物等の輸出実績」によると、2024年度の熊本県産農林畜水産物等の輸出額は151億4千万円(前年度比124%、+29億円)で過去最高を更新し、2027年度に140億円とする輸出目標を前倒しで達成しました。
農畜産物がけん引
部門別にみると、2014年度に3.8億円(輸出実績の10.7%)だった「農畜産物」が、2024年度には70.9億円(同46.8%)にまで伸び、県産品の輸出をけん引していることがうかがえます(図1)。
(図1)熊本県産農林畜水産物等の輸出実績

特に牛肉、いちご、加工食品など比較的単価の高い産品の伸びが顕著で(図2)、各国の厳しい検疫条件を満たす商品づくりに取組む事業者が増加していると考えられます。
(図2)輸出額の増加率が高い品目
| (百万円) | 牛肉 | 加工食品 | いちご |
| 2014年度 | 45.7 | 132.5 | 160.8 |
| 2024年度 | 3,947.9 | 1,956.0 | 602.6 |
| 86.4倍 | 14.8倍 | 3.8倍 |
台湾向け堅調 輸出拡大に期待
輸出障壁の低い香港やシンガポールには、長年多くの熊本県産品が輸出されていますが、近年アメリカやタイ向けの輸出が増え、その割合を減らしています。一方で台湾向けは安定して増加しており(図3)、さらに2025年11月には日本産食品への輸入規制措置が撤廃されたこともあって、今後ますます輸出が活発になると期待されます。
(図3)おもな輸出相手先の変化(農畜産物)

当社の支援について
当社は今年4月、台湾に台北支店を開設しました。食品に限らず、県内事業者や自治体のプロモーション及び台湾進出のサポートが可能です。現地視察のアテンドや通訳にも対応いたします。
まずはご相談からでも、お気軽にお問合せください。
お問合せメール
メールにてご連絡をお願いいたします。
info○reri.co.jp
※○を@に変えてお送りください。