【セミナー開催のご報告】熊本商工会議所セミナー「TSMC進出後の熊本市場をどう掴むか」 

~台湾人移住者がもたらす新たなビジネス機会~ 

2026年3月10日(火)、熊本商工会議所にて開催された「台湾大学生インターンシップ事業 台湾ビジネスセミナー」において、当社社員が講演を行いました。TSMCの熊本進出は、単なる半導体工場の建設にとどまらず、地域経済・企業活動・人材市場に大きな変化をもたらしています。 

本講演では、TSMC進出による熊本経済への影響をデータで整理するとともに、台湾人居住者の増加が地域企業にもたらす新たなビジネス機会について解説しました。 

また、こうした大きな環境変化を「脅威」ではなく「機会」に変えるための企業の対応についても紹介しました。 

セミナー概要 

セミナー名 台湾大学生インターンシップ事業 台湾ビジネスセミナー 

タイトル TSMC進出後の熊本市場をどう掴むか ~台湾人移住者がもたらす新たなビジネス機会~ 

日時 2026年3月10日(火)14:00~16:00 

場所 熊本商工会議所 別館3階会議室 

講師 株式会社地方総研 会場:山鹿市民交流センター中会議室

講演内容  TSMC進出が映し出す熊本経済のいま 

TSMCの熊本進出は、熊本県経済に大きなインパクトを与えています。熊本県の県内総生産(GRP)は2010年以降、全国平均を上回る成長を続けており、半導体関連企業の集積がその成長を後押ししています。さらに、TSMC第二工場の建設などを踏まえた試算では、2022年~2031年の10年間で経済波及効果約11.2兆円、GRP押し上げ効果約5.6兆円と推計しています。  

また、半導体産業の集積は製造業だけでなく、商業、不動産、運輸、情報通信、金融、医療・福祉、飲食・サービスなど、幅広い産業に波及することが特徴です。 

電子部品分野以外の産業にも年間 約4,700億円規模の波及効果が生じると推計されており、地域の多くの企業にビジネス機会が広がっています。  

熊本企業が直面する課題

人材不足の深刻化 

一方で、半導体関連企業の進出は地域企業に新たな課題ももたらしています。地方総研が実施した企業調査によると、半導体企業の進出により採用環境にマイナス影響があると回答した企業は約5割にのぼっています。 また、熊本県では今後、人口減少の影響により 

生産年齢人口が2045年までに約2割減少すると推計されており、人材確保は地域企業にとって大きな経営課題となっています。  

こうした状況の中、企業には、人材育成、新規事業開拓、多様な人材活用といった 人的資本経営の視点がより重要になると考えられます。 

流れを「機会」に変える 

本講演では、TSMC進出による環境変化を企業成長の機会とするため、次の3つの視点を紹介しました。 

優秀な人材の採用強化 

台湾大学生インターンシップなどを活用し、海外人材との接点を作ることで、新たな採用の可能性を広げる。 

多様性を活かした企業成長 

外国人材の活用により、組織の視野を広げ、新たな事業機会や顧客層の開拓につなげる。 

新たな市場への事業拡大 

台湾人居住者の増加は、住宅、飲食、医療、教育、生活サービスなど、地域企業に新しい市場を生み出しています。こうした市場は、「最初に動いた企業が顧客を獲得する市場」であり、早期対応が重要になります。  

おわりに

TSMC進出によって変わるのは、工場や産業構造だけではありません。企業の顧客、従業員、地域社会そのものが変化していきます。本講演では、こうした変化を「流れを機会に変える」という視点から、地域企業が新たな市場をどのように捉えていくべきかについてお伝えしました。 

株式会社地方総研では、今後も熊本経済の変化を調査・分析し、地域企業の成長につながる情報発信や支援を行ってまいります。 

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